日本では高齢者の増加により老人ホーム等の介護福祉施設が増えています。そのため、同施設で働く介護従事者の数も増えています。しかし、介護の業界は離職率がとても高いことということが指摘されています。なぜ介護業界は離職率が高いと言われるのでしょうか。
一つ目の理由としては、仕事の内容が合わないということが挙げられます。介護の仕事は、食事を自ら摂取できない人やお風呂に自ら入ることができない人のための補助業務がメインとなります。また、認知症などを患っている利用者に対してもサービスを行うこともあります。このような仕事の内容は健常者向けのサービスとは異なり、働く人に合わない場合は肉体的にも精神的にも重大な負荷がかかります。そのため、仕事の内容が合わないと感じて介護職を辞める人が多いです。
しかし、このような介護の仕事内容に慣れることも重要です。すなわち、仕事の流れの中で力を入れるところとそうではないところを理解し実践すると、肉体的精神的負担を軽減することもできるため、すぐに辞めることを選択するのは得策ではありません。
また、離職率が高い原因として指摘される二つ目として、人間関係があります。そもそも、介護の職場では女性が多く従事しています。そのため、女性同士の人間関係を良好に保つことが非常に重要となります。例えば、職場の中でもグループが形成され、パワーバランスが生じることがよくあります。その中で自分自身の立ち位置をよく考えて行動することがとても大事なこととなります。
12月 21st, 2017 /